OTA(遠隔設定)対応とあるが、動かすまでに大分つまづいたので手順をまとめておく。
ver 1.5.3 (2015/6/12 リリース) 2015/6/13 以降に出荷される TWE-2525A(リビジョン2) 基板に書き込まれています。 http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/firmware_update.html
まず受信側の装置が必要だ。今回はToCoStickを準備した。以降、親装置と呼ぶ。
1.TWE-Lite-2525Aを組み立てる。
公式URL:http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/assemble.html
リビジョン2の場合、「※ 電池ボックスの向きはどちらでも構いません。」とあるが写真の通りにつけた方がよい。なぜならば、ピンヘッダをつける場合、逆向きだと電池の出し入れの時に邪魔になるからだ。
2.親装置に設定用のファームウェアを書き込む。
TWE-Lite プログラマを使用。
書き込むファームウェアはver 1.5.3 (2015/6/12 リリース) (http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/firmware_update.html)。
ファームウェア(書き込み用ファイル) (143KB)
を解等してでてくる「Samp_Monitor_EndDevice_Input_JN5164_CNFMST_1_5_3.bin」。
※Rev2のファームが1.5.3だったためあわせる必要があった。今後の出荷では変更の可能性がある。
書き込み方法は割愛。
書き込み後は一度ToCoStickを抜き差しする必要があるので注意!
3.TWE-Lite-2525Aの設定を行う。
公式URL:
http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-ZERO/OTA/index.html
http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/manual_Samp_monitor.html
ターミナルで親機に接続する。
TeraTermの場合、は公式URLの動画を参考。
TinyTerminalの場合、「tt port=親機のポート番号,,115200」と入力。
接続できたらエンターを入力。
以下のような表示がでる。
[[2J[[H--- CONFIG/Samp_Monitor V1-05-3/SID=0x81006cf0/LID=0x00/RC=10000 --- a: set Application ID (0x67726305) i: set Device ID (--) c: set Channels (15) x: set Tx Power (13) d: set Sleep Dur (500) ←送信間隔設定。ms単位 w: set Sensor Wait Dur (0) m: set Sensor Mode (0x35) p: set Sensor Parameter (0) P: set Sensor Parameter2 ( ) k: set Enc Key (0xA5A5A5A5) o: set Option Bits (0x00000001) ←00000011の場合、00000001に変更する必要があるもよう。 --- S: save Configuration R: reset to Defaults *** POWER ON END DEVICE NEAR THIS CONFIGURATOR ***
ショートカット: 設定できる内容 (現在の設定値)
↑のフォーマットで一覧になっているが、大事なことはこれはあくまで親機に保存されている「子機に書き込み用の値」 であって、これが既に子機に書き込まれているというわけではない。
大文字Sでsaveとあるが、これもあくまで親機にその設定値を保存する操作だ。
実際に子機に書き込むには親機の近くで子機の電源を入れる必要がある。
その時に大事なことは親機にかなり子機を近づけてから電源を入れる必要がある。(環境によるだろうが、それこそ数センチぐらい)
もし遠い場合は「!LQI」という表示がでてエラー扱いになる。
成功した場合は、↓のような表示が即座にでる。
!INF REQUEST CONF FR 810208D0 >>> TxCmp Ok(tick=56644,req=#6) <<< !INF ACK CONF FR 810208D0 SUCCESS 810208D0
これで子機の設定は完了。
4.親機を受信モードにする。
現状の親機は設定用のファームなので受信用のファームに書き換える必要がある。
(なんとも面倒だが仕方ない)
ターミナルを切断したあと、TWE-Lite プログラマで書き込む。
対象のファームウェアは「Samp_Monitor_Parent_JN5164_1_5_3.bin」だ。
書き換え後、再度親機を抜き差しして、ターミナルに接続する(設定などは同じ)。
成功すれば下記のような出力が見られるはずだ。
::rc=80000000:lq=183:ct=0376:ed=810208D0:id=0:ba=2870:a1=1288:a2=0653:x=-001:y=- 013:z=-087 ::rc=80000000:lq=183:ct=0377:ed=810208D0:id=0:ba=2870:a1=1290:a2=0651:x=-002:y=- 013:z=-087 ::ts=11 ::rc=80000000:lq=183:ct=0378:ed=810208D0:id=0:ba=2870:a1=1290:a2=0653:x=-001:y=- 013:z=-086 ::rc=80000000:lq=180:ct=0379:ed=810208D0:id=0:ba=2870:a1=1288:a2=0653:x=0000:y=- 014:z=-087 ::ts=12 ::rc=80000000:lq=180:ct=037A:ed=810208D0:id=0:ba=2870:a1=1288:a2=0653:x=-002:y=- 014:z=-086
以上。
所感
TOCOSの製品はモノはいいのだが、説明が今一つわかりにくい。設定などで躓いてしまったらメーカ、ユーザともにもったいないことになる。もう一がんばりして欲しいところだ。